院長 阪野 一世
静脈瘤という言葉を聞いたことがある方は比較的多いかと思います。
静脈瘤のイメージとして最も多いのがクネクネした血管がボコボコ浮き出ているというものですが、実はそれ以外にも多くの症状に関係していることがあります。
その例として、むくみ・こむら返り・だるさ・痛み・色素沈着・治りにくい傷などがあり、非常に多岐に渡ります。これらの症状は一見静脈とは関係なく、また医療者側においても静脈瘤の認知度が高くないこともあり、原因が分からないと言われ様子を見ているだけとなっている場合もしばしば見受けられます。
静脈瘤の原因は静脈の中にある弁の機能が悪くなることにより、本来足先から心臓へ戻るはずの静脈血が重力に負けて足先の方へ逆流してしまうことによるものです。
この弁機能低下は徐々に進行していくものであり、様子を見ても良くなる事はありません。ですので最近血管の膨らみが気になってきた方、こむら返りや足の痛みがつらいが原因がよく分からないと言われた方など、気になる症状があればぜひ一度検査を受けてみることをお勧めいたします。
静脈瘤の治療は保険診療でできますので、お気軽にご相談ください。
経歴
2007年 福島県立医科大学 卒業 |
2009年 福島県立医科大学 形成外科 |
2009年 群馬県立がんセンター 形成外科 |
2010年 帝京大学病院 形成外科 |
2011年 静岡県立こども病院 形成外科 |
2015年 寿泉堂総合病院 形成外科 医長 |
資格
日本形成外科学会専門医
臨床研修指導医
